音感・“歌カン”・リズム感♪

 劇中歌は舞台を彩る大きなスパイス!そこで、亀田増美先生を迎え実施された歌の強化練習“歌カン”(カンはかんじゅく座の“カン”)の第2クールに参加。今回は、日頃ミュージカルの稽古を積み歌唱には一日の長がある姉妹劇団“半熟座”の皆さんと合同で。

 課題曲は、私の好きなスターダストレビューのデビュー曲“シュガーはお年頃”。初めて耳にするこの曲、鑑賞するだけならばブギーのリズムも軽やかに、お洒落でご機嫌。しかし、手にした楽譜には♯♭♮がそこかしこ、かつソプラノ・メゾソプラノ・アルトの三部構成に目は白黒。私にとっては難曲だぁ。

 歌えるかな?の思いの中、まず講師から、歌に臨む心掛けが!

◼️筋力維持を心掛ける(⇒一日一回心拍数を上げる)

◼️首の筋肉を伸ばす(⇒高音が出る)

◼️椅子に座る時に腰を立てる(⇒背もたれに寄り掛からない)

◼️声を鼻腔に響かせて飛ばす(⇒怒鳴るのではなく、通る声、届く声が出る)

 その後、「さぁさぁ元気に楽しく、グルーヴ感(ノリのよさ、一体感、高揚感、などを指す)を出して行きましょう。」との明るい発破!

 「この曲がコジャレタ雰囲気を醸し出すのは、半音の多用とリズムを裏拍で取るところ」…って、ウ・ラ・ハ・ク?

 4分音符が①②③④と並んでいれば、●②●④と、●の箇所で手を打つのが表拍(これは宴会で、揉み手をしながら叩いていた手拍子につき、私にはお手のもの)。それに対して①●③●と打つのが裏拍。これが意外に難しく、左右交互に足を移動するドリフターズ風のステップを全員で踏みながら手を叩き、身を持って習得に励む。

 「低音が曲を引き締める」との講師の言葉に、私はアルトに挑戦するも、ハモリの部分で、音が~!音が~!取れずに四苦八苦。それでも最後は自然に身体も揺れ始め、心地よく発声し心身ともにイェ~イとグルーヴ!・・・したつもりだが…

 この経験、いつか舞台にも活かせるだろうとの思いとともに、一朝一夕には体得出来ないことも身に染みた。日頃からリズムを意識した生活を心掛け、地道に研鑽あるのみと知る。

 座員にも、参考にネット検索でもして原曲を聴いて貰いたい。コロナ禍の閉塞感さえしばし吹き飛ばし、明るい気分になること請け合いだ!(私はと言うと…まだまだ、披露出来る域にはあらず。)            アベ

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