初舞台を踏んでみて

 三日間の出前公演「ねこら!2020」が終了しました。今回初舞台を踏み、”サバ“を演じたこおりゃんと、”アバラ“を演じたカコさんの感想を紹介します。

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「かんじゅく座という舟に乗った」

 「ねこら!2020」公演から一夜が明けて、ジュワ~ッと幸せがハートから染み出して来ます。こんなの久しぶりのことです。

 初舞台は色々ありました。本番を前に衣裳の靴の底が剥がれてしまい、よしおちゃんの接着剤に救われ、二場の足裏を見せるシーンでは、一滴さんの肩を借りて楽チンで。また、朝一番の楽屋でムーミンから「落ち着いて。」と言われ、目が覚めたこと。家に帰って小道具のスルメの足を持ち帰ってしまったことに気付いたところへ、「食べないで持って来てね。」と、アベちゃんがLINEしてくれたこと等、初舞台の出来事をあれこれ振り返るたびに、私を幸せにしてくれます。ありがとう!

 みんなにお世話になっちゃったのに、私ったらボスをゴミだらけにしたり、ブーツに助け舟を出すくらいしか出来なかった・・・けれど、これからも宜しくお願いします。         こおりゃん

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 「かんじゅく座デビュー」

 11月7日みらい館大明での「ねこら2020!」で、かんじゅく座デビューしました。しかも「最高年齢」という”名誉“つきです。普段年齢は意識しないものの、録画等をすると歴然。まさに老人がいて愕然とします。

 私は今年一月に体調を崩し、コロナ禍も重なって生活が一変したことにより、心身共にかなり「おかしな状態」になってしまいました。演劇は「三密」で、且つ様子がわからない新劇団への参加には、多少のためらいがあったものの、それにも増して外に出て人と接したいという希望の方が大きく、7月から参加しました。そして皆さんから沢山のエネルギーを頂く中で、徐々に元気を取り戻し、人と人の間=人間の力の大きさを再確認しました。

 私は芝居を定年退職後から始めたのでまだ経験が浅く、他の劇団のことは知りませんが、かんじゅく座は皆とても仲が良くて助け合う雰囲気が素晴らしいと思います。初心者の私は沢山のアドヴァイスやサポートを頂き助かりました。

 これから冬に向かってコロナの動向は不透明です。まさかこの年齢になって歴史の転換期に遭遇するとは思っていませんでしたが、withそしてafterコロナに向かってかんじゅく座のパワーで乗り切っていきましょう。            カコ

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