出前公演ヨ~イドン!

 恒例の出前公演。スイカ・金太郎、両チームの希望を募り、二つの演目が決定して本読みがスタートしました。

◼️他人からの信頼が、悪意ある心さえも動かす様が描かれた、新美南吉の「花のき村と盗人たち」。(再演)

◼️正直であることの大切さを伝える、富安陽子の「タヌキの土居くん」。(初演)

 どちらも童話の世界。テーマが明確で子供達には伝わりやすく、楽しんで貰えることでしょう。そして我々に目を転じれば、「花のき村と盗人たち」では時代考証等を、「タヌキの土居くん」では動物への変身等を勘案しなければならず、役づくりは勿論のこと、今回の衣装選びはいつもにも増して難しくもあり、楽しみでもあるのです。

 公演場所の選定もこのコロナ禍で難しい中、エマさんとスイカチームのあささんの奔走で目処がつきそうとのこと。その尽力には、頭が下がります。

 新たな演目への着手に際して、配られた配役表。4年前の再演となる「花のき村と盗人たち」で、私は当時と同じ大工役。4年前の動画を見直すと、一本調子の台詞・力みかえった不自然な動き・意味不明のアヒル口の表情・取れていない間…etc.人生初舞台であったことを割り引いたとしても、我ながら目を覆うばかりのト・ホ・ホな惨状!

 せっかくの再挑戦の機会に恵まれ、ささやかにでも前回よりは成長をした姿で、と、臨んだ本読みで、早速、「もっと〝かしら〟に聞いて欲しくてたまらな~い感を出さないと面白くない!要研究。」と、エマさんからはガツンと一発。

 さて、出前公演は無料といえども、観客の貴重な時間を割くという意味では、間違いなく無形の有償公演。目指せ高い完成度…終演後の子供達の笑顔と拍手に、また出会えることを楽しみに。            アベ

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