12月第三週は、両チームとも鳥飼千津子先生による「歌とリズム」の基礎講座。
まずは柔軟体操。一連の動きの中で脱力の緩む感じが心地よく、本番の舞台でも肩の力を抜く術を、身に付けたいと思った次第。
いよいよ挑む課題曲。いずれもリズムが取りやすい「赤鼻のトナカイ」と、「東京ラプソディー」。
後者が発表されるや、あの頃を想起した座員達から「ウワァ~藤山一郎、懐かしいぃ~。」との声飛び交って!皆嬉々として大合唱。
いざステップを踏み出すと、比較的シンプルな動きに意外と苦戦。ステップをどうにかこなしても、「歌唱・笑顔・姿勢」がおろそかで、素敵な佇まいには程遠く。加えてリズム感を養うため、4拍子の1拍目とか3拍目とか1&4拍目など、先生が指示される拍数で手拍子を打つ課題では、頭で数えるカウントとステップが噛み合わず「脳フル回転!」。なぜもっと、身体が自然に動かない?
「赤鼻のトナカイ」で孫との共演を思い浮かべ、「東京ラプソディー」の左右へ動くステップで、若かりし頃のダンパやゴーゴー喫茶(どちらも死語か?)を思い浮かべたのは私だけかな。
最終盤、四苦八苦の末どうにか皆も様になり、その先に待ち受けていたのは、上手く決まった気がする自己満足と、自然に溢れた笑みでした。
リズムに軸足を置いたこの稽古、来年の演目「パリテ」における劇中歌の歌唱とダンスや、台詞回しのテンポ作りに必ず活きることでしょう。
さて、昨日12月25日で稽古を納めた激動の一年。かんじゅく座の今年を振り返って一句。(短歌になっているかな?)
「リモートにマスクの舞台手探りの『初』にも負けず歩を止めぬ年」