稽古場日誌「あたらしい仲間」

今年度に入って3人の仲間が入団してくれました。女性お二人、男性お一人です。いつも、芝居はひとり出演者が変わったら、芝居全体が変わると思って配役しているのですが、座員も同じで、ひとりメンバーが加われば、劇団の決まり事や常識も変わることがあると思うようにしています。

以前「稽古場に自力で来られること」というのを、入団条件にしていましたが、何年も活動するうちに、体力も認知力も覚束なくなってしまった方がいました。帰りの電車を間違えてしまったり、出番を忘れてしまったり、本番中に全く違う衣装を着てしまったこともありました。もう難しいかな。。。と思ったのですが、稽古で台本を開けばキラキラとした目でセリフを語り、「お芝居大好きなんです」とおっしゃるので、そこから家族のサポートで一年近く通われました。稽古場でサポートすることが大変なこともありましたが、続けたいという気持ちでここまでできるのかと、もう存在自体が希望の塊でした。結局、送り迎えなさっていた家族の体調不良で、継続不可能になってしまったのですが、いろいろと模索すれば、やりたい気持ちは継続できるんですね〜!

今年度の新人さんは、まだ個性もよくわかっていませんが、個性を伸ばし、老いを武器にし、心身良く動かして、いい作品をつくっていきたいです。

“稽古場日誌「あたらしい仲間」” への2件の返信

  1. はじめまして。
    劇団の想いや考え方に感動しています。
    劇団に参加したいとずっと前から考えていました。
    …が、いまだ、大好きな仕事を辞める勇気が出ず。
    募集がでると…来年はあるだろうか。
    再来年もあるだろうかと気持ちばかり、あせります。
    見学に行きたいとは思っています。
    それも仕事を辞める勇気がでてからになるのでしょうが。
    突然、失礼しました。

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