新年度スタート

 目標だった全国シニア演劇大会を無事に終え、約一ヶ月のインターバルを置いて、先月の最終週からかんじゅく座にとっての新年度である2021年度がスタートしました。

 新年度に際して、稽古日程の見直し等、諸事が全座員に諮られ協議の場を持ち、皆また新たな気持ちで臨む稽古です。

 リスタートは、外部講師の「みながわちかこ先生」や、「夏絵先生」による歌唱とダンスの稽古から。休団で少し緩んだ喉や身体のストレッチで久々に快汗を流し、酷暑で夏枯れ気味だった全身に潤いが浸透して行きました。

 加えて、新たな試みとして、通常の稽古とは別に「歌カン」と称した歌強化稽古も追加されました。芝居のグルーヴ感をより一層出すには、いつもの歌唱練習だけで全体を向上させるのは至難の技。ついては、歌を集中してやりたい人を集め、耳の訓練からリズム感覚までしっかりと鍛え、歌のシーンで引っ張っていける人を育てるという趣旨で、17名の希望者が集いました。宿題も出る内容に参加者は一様に充実感に包まれている様子です。この地道な努力が、かんじゅく座のカラーをもう一つ豊かにしてくれることでしょう。

 基礎稽古や歌カンとともに、来るべき秋の出前公演に向けた稽古 、そして来年の劇場公演に向けた脚本への意見交換など、ワクワクする新たな出会いにまた心躍る一年のスタートです。            アベ

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