出張公演スタート

2チームとも、今年度の出張公演がスタートしました。
今年は演目選びから、座員に任せて、できるだけモチベーション高く出演してほしいと願っていました。が、稽古は遅々として進まず、こりゃ、やる気があるんだろうか?本番迎えられるんだろうか?と、めちゃくちゃ心配でしたー。
それが、本番、両チームとも、ケアレスミスはあったものの、ノリが良く、生き生きとした表情をお客様にお見せできた気がします。内心ホッとしました。
役の大小はあれど、どんな役も、みんな、オイシイ役です。どんな役も、必ず存在意義がある。そう信じて頑張った人が、舞台で花を咲かせられたのではないかと思います。
初舞台の人もいれば、この「花のき村と盗人たち」という芝居が2回目という人もいました。経験の多い少ないに関わらず、稽古中はどの役の人にも、いっぱいダメ出ししました。なかなかイメージするようにできなかったとしても、お客様の前で演じると、いろいろと見えてくることがあります。お客様の反応って、演技指導の私の言葉の何百倍も効果があるんです。悔しいけれど、それがライブの醍醐味でもあるし、みんなには、残りのステージ、存分に客席との一体感を楽しんでほしいです。

さて、今日は新宿けやき園での本番の後で、アーツカウンシル東京のアーツアカデミーに参加してきました。組織基盤をどう強化するか、を実践的に具体的に考える講座です。かんじゅく座で目下課題になっていること、目指したいことを、もっと明確にして、全員で共有して、作品に取り組んでいこうと思いながら、帰ってきました。もっと声が出るはず、いろんな表情がうまれるはず、役に近づけるはず、、、、クオリティを上げることを諦めたくないと、思いました。やっぱり、演劇が好きな人が集まる集団でありたいです。ボケ防止もいいけれど、いちばんは、いい作品を作ること。それだけです。(鯨)

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